ドイツの子育て日記 @
こんにちは。ドイツ在住購買担当の佐々木
由樹子(ドイツ
ツェレ市在住)です。
今回は私の経験した範囲内ではありますが、
ドイツの
出産・育児事情についてレポートさせていただきます。
<妊娠・出産編>
ドイツでの妊娠・出産に関する第一のメリットは、妊婦の加入している健康保険組合が
妊娠、出産に関わる諸経費を全額負担してくれることでしょう。日本で出産すると結局
50万円位はかかってしまうとのことですから、その面ではドイツで娘を出産した私は大
変恵まれていました。
しかしタダより恐いものはないと言うように、出産入院は決して楽ではありません。我が
家の娘が生まれたのが金曜日の夜。その日の夜は母子別々だったのですが、翌日か
らは一日中一緒。今まで乳児なんて触ったことのない新米ママの私が子供の面倒をす
べてみなくてはなりません。
赤ん坊の入浴にしても、翌日の朝に看護婦さんがやるのを一回見たら次の日からはお
母さんが一人で行わなくてはなりません。看護婦さんの言うことは理解しても、身体は
そう簡単に何でもすぐに出来るようにはなりませんので、それは辛い入院生活でした。
それらのことが重なったので月曜日の朝には娘と一緒に退院しましたが、私の場合に
はそれが正解だったようです。というのも退院したその日から助産婦さんが毎日10日
間自宅に訪問してくれて、私と娘の世話をしてくれるのです。この助産婦さんは自分で
見つけて、出産前に予約しておきます。これらの費用も当然ながら健康保険がカバー
してくれます。自宅でゆっくりと一対一で面倒を見てくれる助産婦さんの訪問のお陰で
随分と精神的にも肉体的にも楽になりました。
ドイツで出産する場合、一番のキーポイントは退院後良い助産婦さんに来てもらえるか
どうかではないでしょうか?
 |
<育児編その1>
子供が生まれてると第1子から育児手当が国から支給されます。 ドイツに住所があれば、私のような外国人にも当然ながら支給され ます。また子供が18歳になるまで、医療費はタダです。これはとっ ても嬉しい制度です。(そのために税金は高いのですが)
我が家の娘の場合、1歳になってもあまり這い這いはしないし歩く気配もありませんでした。といっても至って健康で頭も正常だったのです が、ホームドクターの小児科の先生が処方箋を書いてくれて、子供の為のリハビリセンター
に通うことになりました。(このリハビリにかかる費用も全額国負担です。)このリハビリセンターで口が酸っぱくなるまで言われたことは下記のようなことです。
|
1. 子供は這い這いをしてから歩くようにならないと転んだとき に手で身体
を支えることができなくなる。転んだときに頭を守る 為にも、まず手で身体を
支えることを覚えさせなくてはならない。
2. 小さいときにあまり動かなかった子供は、大きくなったときに 運動神経
が鈍いことが多い。(これは私にそっくり当てはまりますが ・・・)
3. 子供には年齢にあった玩具を与えて能力開発の手助けをしてあげる。
|
などなどでした。
ちゃんと宿題もあって、今週は家でこの様な運動を一緒にするようにと毎回私も指導を受け、親子の いいコミュニケーションにもなりました。
しかし、我が家の娘の様にちょっと怠け者で運動不足気味(?)だという理由だけで全額健康保険 組合が費用を負担してプロのリハビリを受けれるというのはちょっとした驚きです。また小さな町にも ちゃんとしたリハビリセンターが完備しているのもドイツの良いところでしょう。
今回はまずここまで。育児編”その2”をお楽しみに。